今回はオルテガ社のチマヨベストについてご紹介していこうと思います。金額も非常に高いチマヨベストですが、実は1つ1つが特別なベストだということです。

昨今ではまた着用している方々を多く目にするようになってきたこのベストですが、偽物も意外に多く流通しているようです。
歴史
アメリカ・ニューメキシコ州サンタフェから北に1時間。タオスの山中にあるチマヨ村。ここは織物を代表する伝統工芸で有名な街です。中でもチマヨ織理と呼ばれる織物は140年以上もの歴史を持ち、その中でもオルテガは特に有名です。
スペイン系開拓者集団の1人。ガブリエル=オルテガ氏は、息子のミゲル=パプロ氏に木機(きばた)による手織りの技術と知識を教え込みました。そこから彼らや子孫らと代々受け継がれ、現代にいたるまで変え割らない製法で織物を作り続けています。
すべてが手作りで作られているため、2つとして同じものはこの世に存在しません。長きに渡り、伝統を重んじて作られているのがオルテガのベストです。
タグで年代がわかる?
オルテガに至っては、伝統製法を継承していることから年代によってタグの違いというのがほとんどありません。つまり、タグを見ただけでいつの時代に作られたのかと推測することは非常に困難です。
ただ、60年代前後はサイズ表記のタグが赤の刺繍で施されていたるするものがあるそうです。また、若干のウールの質感が違っていたりするのも事実です。
偽物と本物の違いは?
昨今では、また着用している方を見かけるようになったオルテガのベスト。ですが、偽物も市場に出回っているのも事実です。1つ1つが手作りということもあり、本物は金額も少々値が張るのは事実です。
ただ、個人的にはオルテガのベストで偽物というのは存在しないのではないかというのが個人的な見解です。似たようなブランドで似たようなデザインのベストは存在するかもしれませんが、オルテガ社のベストは唯一無二だと信じています。
また、オルテガのベストはウール自体にもこだわっており、入手するのも困難を極めます。その為、知っている人が一度触るだけで、ウールの質感や雰囲気で違いがわかるものだと思います。
つまり、結論からいうと、オルテガのベストに偽物はないと断言できます。先ほども言いましたが、似たような別のブランドで似たようなベストが市場に出ているのは事実です。それを偽物と認識されているのかもしれませんね。
まとめ
よくオルテガ柄のことをネイティブ柄と呼ぶ方がいらっしゃいますが、オルテガ柄とネイティブ柄は若干の違いがあります。オルテガが柄は開拓移民であったオルテガ一家が幾何学的図形を組み合わせたひし形のデザインが特徴的で、ネイティブ柄は先住民族の伝統的な模様のことを表す言葉です。お互い似ているようで、実際にはルーツが違うんです。
今回は1つ1つ手作りで作られているオルテガ社のベストについて見ていきました。いざ購入しようとすると値は張りますが、一生物として購入するならとてもいいものだと思います。
その良さを分かっている人たちからすれば、堪らない逸品だと思います。